【面接官必見】面接できいてはいけないタブー質問【法律違反リスク有】

現役面接官による面接対策

面接官やるけど、面接できいてはいけないタブーの質問とかってないのかな?なんでも聞いて良いのかな?

こういった疑問に、現役面接官である筆者がリアルに答えます。

筆者は勤め先の某インフラ系企業で、毎年面接官をつとめていて、本記事を執筆している今年2020年も、2021卒新卒採用の面接官をつとめます。

その鮮度高めの面接官経験を活用して

面接できいてはいけないタブー質問

の解説記事を書きました!

初心者面接官面接官側の内情を知って作戦を立てたい新卒学生にオススメです。

面接で聞いてはいけないタブー質問

結論からいうと

応募者を嫌な気持ちにさせる質問は全部ダメ

です。

タブー質問は、注意レベルの話ではなく、意外とガチガチです。

職業安定法、個人情報保護法、厚生労働省の指針など・・・詳しく話すと本がかけてしまいます。

この記事の読者はきっと、てっとりばやく「具体的に何を聞いちゃいけないのか?」を知りたいですよね。

なので、多くの面接官がやってしまうタブー質問から解説していきます。

面接官がうっかり聞いてしまいがちなタブー質問

上の円グラフは、厚生労働省が公表した不適切な採用に関する実態(ハローワークによる応募者への「直接選考に関係なく聞かれた事」1088件の調査データに基づく)です。

このデータに沿って、多くの面接官がうっかり聞いてしまう質問を解説していきます!

1位:家族に関する事(応募者の46.5%が指摘)

●●業界ばかり受けている様ですが、もしかしてご両親が同じ業界で働いているとか?

へー、お父様が●●社の役員なんですね。働く必要あるんですか?

こんなケースです。

これはデータにあらわれている通り、うっかり聞いてしまう面接官がかなり多い様です。

  • 家族の職業や勤務先
  • 家族構成・応募者本人の続柄
  • 家族の健康状態・病歴
  • 家族の社会的地位・学歴
  • 家族の収入・資産

などは、就職差別につながる事として、厚生労働省の公正な採用選考の基本という指針に明記されています。

2位:思想に関する事(応募者の9.6%が指摘)

愛読書は何ですか?

尊敬している人物はいますか?

こんなケースです。

これも、うっかり聞いてしまう面接官が結構いる様です。

  • 政治思想
  • 人生観
  • 生活上の信条
  • 宗教

なども、厚生労働省の指針に明記されています。

3位:家に関する事(応募者の7.2%が指摘)

お住まいは●●なんですね。もしかして近くに●●がある所?住んでいる地域の特徴を教えてください。

今は戸建てですか?入社したら寮にはいる予定ですか?

こんなケースです。

これも、うっかり聞いてしまう面接官が結構いる様です。

  • 近隣の施設
  • 家の間取り
  • 住宅の種類
  • 所有する不動産

なども、厚生労働省の指針に明記されています。

4位:本籍・出生に関する事(応募者の2.9%が指摘)

ちなみに生まれはどちらですか?

昔から今の場所に住んでいるんですか?

こんなケースです。

悪気は無いと思いますが、差別等にとられるリスクもあるので注意しましょう。

5位:健康状態に関する事(応募者の2.7%が指摘)

営業志望だけど体は丈夫ですか?病気とかはしにくいですか?

うちは結構タフな環境ですが、メンタルはタフですか?精神的な事で病んだ経験とかはありませんか?

こんなケースです。

これは、なかなか聞かない様な気がしますが、なかには聞いてしまう面接官がいる様です。

以上、上位5位までででした!

いかがだったでしょうか、結構やってしまいそうじゃありませんか?

続いて、面接の質問を規定している指針や法律を解説します。

結構色々な種類がありますので、一度は読んでおきましょう。

「面接」とダイレクトにかかれていなくても「採用」と幅広い表現で規定している法律もあるので注意が必要です。

面接のタブー質問を定めるルール①:厚生労働省「公正な採用選考の基本」

厚生労働省は「公正な採用選考の基本」という指針を公表しています。

その中に記載された下記の部分で、タブー質問はルール化されています。

要約すると「本人の能力や意思に関係ない事は聞かないでね」という事です。

(3)採用選考時に配慮すべき事項
次のaやbのような適性と能力に関係がない事項を応募用紙等に記載させたり面接で尋ねて把握することや、cを実施することは、就職差別につながるおそれがあります。

<a.本人に責任のない事項の把握>
本籍・出生地に関すること (注:「戸籍謄(抄)本」や本籍が記載された「住民票(写し)」を提出させることはこれに該当します)

家族に関すること(職業、続柄、健康、病歴、地位、学歴、収入、資産など)(注:家族の仕事の有無・職種・勤務先などや家族構成はこれに該当します)

住宅状況に関すること(間取り、部屋数、住宅の種類、近郊の施設など)

生活環境・家庭環境などに関すること

<b.本来自由であるべき事項(思想信条にかかわること)の把握>
宗教に関すること

支持政党に関すること

人生観、生活信条に関すること

尊敬する人物に関すること

思想に関すること

労働組合に関する情報(加入状況や活動歴など)、学生運動など社会運動に関すること

購読新聞・雑誌・愛読書などに関すること

<c.採用選考の方法>
身元調査などの実施 (注:「現住所の略図」は生活環境などを把握したり身元調査につながる可能性があります)

合理的・客観的に必要性が認められない採用選考時の健康診断の実施

他にも、まだまだあります。

面接のタブー質問を定めるルール②:職業安定法

あまり聞きなれないですよね。

職業安定法は、企業の求人や、職業紹介事業者の紹介について公開すべき情報や、禁止事項など、を決めた法律です。

その中にもタブー質問はルール化されています。

要約すると「その業務に必要な事だけ聞いてね」という事です。

(求職者等の個人情報の取扱い)
第五条の四 公共職業安定所、特定地方公共団体、職業紹介事業者及び求人者、労働者の募集を行う者及び募集受託者並びに労働者供給事業者及び労働者供給を受けようとする者(次項において「公共職業安定所等」という。)は、それぞれ、その業務に関し、求職者、募集に応じて労働者になろうとする者又は供給される労働者の個人情報(以下この条において「求職者等の個人情報」という。)を収集し、保管し、又は使用するに当たつては、その業務の目的の達成に必要な範囲内で求職者等の個人情報を収集し、並びに当該収集の目的の範囲内でこれを保管し、及び使用しなければならない。ただし、本人の同意がある場合その他正当な事由がある場合は、この限りでない。(職業安定法第五条の四(求職者等の個人情報の取扱い))

面接のタブー質問を定めるルール③:男女雇用機会均等法

これは聞いた事ありますよね。

男女雇用機会均等法においても、採用にかかわるルールについて記載があります。

要約すると「男女差を採用において公平に扱かってね」という事です!

(性別を理由とする差別の禁止)
事業主は、労働者の募集及び採用について、その性別にかかわりなく均等な機会を与えなければならない。(男女雇用機会均等法第五条)

面接のタブー質問を定めるルール④:障害者雇用促進法

これはあまり聞いた事ないでしょうかね。

障害者雇用促進法とは、障害者の職業の安定を図ることを目的とする法律です。

障害者雇用促進法においても、採用にかかわるルールについて記載があります。

要約すると「障害の有無にかかわらず採用において公平に扱ってね」という事です!

(障害者に対する差別の禁止)
事業主は、労働者の募集及び採用について、障害者に対して、障害者でない者と均等な機会を与えなければならない。(障碍者雇用促進法第三十四条)

面接のタブー質問を定めるルール⑤:雇用対策法

これもあまり聞いた事ないですよね。。

雇用対策法とは「雇用に関する労働力需給の質量両面にわたる均衡を促進し,労働者の有する能力の有効的な発揮に資する事」を目的とする法律です。

なお、この法律、現在は正式名称が「労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律」と言いますが、ながすぎるので本記事では通称(旧称)ですすめます。

雇用対策法においても、採用にかかわるルールについて記載があります。

要約すると「年齢にかかわらず公平に扱ってね」という事です!

(募集及び採用における年齢にかかわりない均等な機会の確保)
事業主は、労働者がその有する能力を有効に発揮するために必要であると認められるときとして厚生労働省令で定めるときは、労働者の募集及び採用について、厚生労働省令で定めるところにより、その年齢にかかわりなく均等な機会を与えなければならない。(雇用対策法第九条)

以上、ここまでが面接の質問を規定している指針や法律でした。

おわりに

ここまで読んだあなたはもう、面接で聞いてはいけないタブー質問やそのルールがわかりましたね。

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健闘を祈ります。

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